昨日の騒動は同時多発のためネット界隈では陰謀論で騒いでいますが、いろいろな意味で考えさせらる事件だと思います。
・第三者による著作権の権利行使
これはWikipediaで著作権違反によるページ削除が行われたが、販売元のクリプトン社によると「削除依頼は出していない」ということ、さらにブログ中で転載の許可を明言したことで、現在でも発生している削除依頼は第三者によってしつこく行われていることが判明。また依頼主の本人確認や内容の検証そして著作物に関するポリシーやGFDLの要求などWikipedia側の問題点も出てきた。
販売元が転載を認めている以上、削除要求を出し続けている第三者は悪意でやっているとして陰謀論が起こる。
これは「著作権の非親告罪化」によって起こされる著作権者や著作物利用者への権利侵害事件の例として考慮すべき点だと思います。
・情報共有とリスク
最近はWeb2.0(なぜかネット界隈の外側の人の方がよくこの単語を使う)とかでサイト同士でのデータ共有・交換により、どのポータルサイトでも同じような検索結果やコンテンツを得ることが出来るようになりましたが、グーグル八分の影響が思ったより広範囲という事を認識しました。
検索エンジンからの消失に関してはまだ原因が分かってないのかな?これはシステムの脆弱性なのか、Wikipediaとのシステム的な絡みはあるのか?そして人手による削除行為は行われたかどうか?メディアによる情報操作・中国よりも酷い言論封鎖とこちらも陰謀論がすごいです。先日もTVでの特集で変更報道騒ぎになったばかりなので陰謀論の矛先がそっちの方に向いていますが…
とにかく検索エンジンのトラブルについては原因をはっきりして欲しいところですね。
初音ミク – Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%9D%E9%9F%B3%E3%83%9F%E3%82%AF
「初音ミク」Wikipedia項目削除依頼が上がっている件に関してメディアファージ事業部 ブログ
http://blog.crypton.co.jp/mp/2007/10/wikipedia.html
「初音ミク」の画像検索結果消滅について各検索エンジンに電話してみた – GIGAZINE
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20071018_vocaloid2_image_tel/
「初音ミク」の画像が検索できない~発売元は「削除は依頼していない」
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/10/18/17223.html
“消えた初音ミク”問題 ヤフーとGoogle「原因を調査中」 – ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0710/18/news065.html
初音ミク騒動とWikipedia – 見ろ!Zがゴミのようだ!
http://d.hatena.ne.jp/torin/20071018#1192712174
たけくまメモ 「初音ミク」事件について
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_e716.html
fladdict.net blog 初音ミク失踪騒動に騙されるな、あれは陽動作戦
http://fladdict.net/blog/2007/10/post_99.html