初音ミクの同人プログラムついて規約改定

今まで初音ミクのキャラクターを使用した二次創作についてプログラムの配布は非商用であっても禁止されていましたが今回の改定で非商用に限り別途許諾無しで配布可能になったようです。但し別途許諾が不要なのはVOCALOIDライブラリの使用許諾契約書の範囲内のためミクに喋らすとか口パクとかパフォーマンスするような使い方はこれまで通り問い合わせが必要だと思います。

■■ダメダメ開発日記■■
http://ejingar.hp.infoseek.co.jp/seisakunisshikai.htm

今回の改定にはこの同人ソフトが絡んでいたようです。こちらは商用なので事前にクリプトン社へ問い合わせたところ一旦NGになって、ちょっとした騒ぎだったのかな?確か「同人は無許諾でやって権利者に暗黙の了解を取るべき」とか言っている人いたなぁ…。でもクリプトン社はユーザの気持ちが分かる会社なので相談したんだと思います。その成果が非商用同人プログラム解禁だとすれば非常に良かったと思います。

「初音ミク」同人ゲームが解禁に – ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0802/22/news112.html

キャラクターを使って作成した同人ゲームの作成を解禁

多分速報だと思うのですが落ち着いてください。配布を解禁ですよね^^;

PIAPRO(ピアプロ)コンテンツに関するガイドライン
http://piapro.jp/a/contents_guideline/

PIAPRO(ピアプロ)ヘルプ
http://piapro.jp/a/help/#q_copyright13

もうひとつVOCALOID2の使用許諾契約が公開されました、これはもっと評価されるべき。何故かと言うとEULA等みなし契約の類は昔ならソフトウェアのパッケージも大きく箱自身に貼り付けられていて開封前に見れたのですが、それがマニュアルに印刷されるようになり開封前の確認ができなくなり、さらにマニュアルが無いソフトウェアになるとパッケージが小さいためCDケースに小さな紙切れとして入ってたり最悪インストーラの中だけとか、電子ファイル(PDFとかHTMLとかTXT)で入ってたりします。それがソフトウェアを購入する前に確認できることが他の会社も見習うべき内容だと思います。(正直インストールできるPCの台数とか購入して初めて知ることが多い)

VOCALOID2の使用許諾契約書(PDF)は下記URLから

クリプトン  VOCALOID2特集
http://www.crypton.co.jp/mp/pages/prod/vocaloid/cv01.jsp
http://www.crypton.co.jp/mp/pages/prod/vocaloid/cv02.jsp

ゲーム音楽とMIDI

10月に書いたエントリーでゲーム音楽という要素をすっかり忘れていたので書いてみます。MIDI衰勢には関係ありますがJASRAC以外の要因という点で。

ゲーム音楽というジャンル(80年代前半~)

このジャンルの発祥はいつなのか分からないし何を持ってジャンル化したか分かりませんが自分的にはドラクエ辺りからかな?ゲーム音楽がレコード化した代表的な音楽です。楽譜もありクラシカルということもあり、子供受けを狙ったブラス隊(警察とか)はメドレーとかに取り入れてワクワクさせてもらいました。

年々進化するゲーム音源(80年代中盤~90年代前半)

80年代前半までは、人気のゲーム機がファミコンでゲーム音源といえばそれを指したと思います。PCゲーの方も既にYM2203辺りはあったかもしれませんが、その後ファミコンでのRPGブームでゲームが社会現象にまでなったし(私もドラクエⅢをねだって1ヶ月くらい親父に電気屋中心に探してもらった)。さらに90年代に入ると一気にゲーム機の種類が増えBGMも進化してきてピコピコ音から脱却、楽器が分かる程度のFM音源・PCM音源になってました。このとき「女神転生Ⅱ」のBGMが大好きで実演奏のCDを買い家にあるアコギやリコーダーを駆使して耳コピしまくり。

PCゲームのに乗り換え(90年代前半~中盤)

高校生になったとき、ゲーム機でゲームするのをやめてしまいました。原因は写りの悪いテレビで長時間RPGやSLGやってたのでド近眼になってしまったこと(今は運転免許に制限なしまで回復)。ついでに成績も悪くなったのでこのままではいけないと自分からやめました(同時にTV見ること自体殆どなくなった)。さらにもうひとつ理由があって、この頃はハードが多くて遊ぶゲームが少ないのにハードばかり買うのは無理というのからPCならプログラミングの勉強とゲーム両方出来て一石二鳥と考えていました。この頃の家庭用ゲームの音源はCD-ROM化が進んでいたのもあってCD-DA演奏が多く既にゲーム機が演奏しなくなったと思います。PCの方はゲーム音楽作曲としてFM音源が既にあり、高校で先輩が作った凄いデモを聞いたことでサウンドクリエーターやってみたいなぁと思います。

PCゲームではMIDI対応の全盛期(90年代前半~中盤)

聞き専でMIDI買った人はこの時期が一番多いのではないかなーと思います。私は以前のエントリーで書いたとおりファーランドストーリーにMIDI機器つけた店頭デモが最初ですね。あとゲーム音源で鳥肌が立ったのもこれが最初です。その後PC98を買いますがMIDI買うお金がありません。おねだりしてももっともらしい理由が思いつきません><。仕方なくこの時期はYM2203と付き合うことに、それでMIDI第一次ブームの頃は蚊帳の外でMML打ち込みです。

PCゲームの音源もCD-DA化(Win95以降)

やっぱり実演奏にはかないません。これが最大の理由かと。DOSは死にゲームもWindows化されていきますがこの頃のPCはCD-ROMが普通についていますがPC低価格化とWindowsブームでPCユーザが急に増えたため相対的にMIDI機器持っている割合が急降下。聞き専の方はこのあたりで終了。で私はバイト代つぎ込んでハチプロ買ってたりする。

この頃持ってたゲーム:
motoracer2(98年) BGMはCD-DAです。

PCゲームにソフト音源採用(WinMe以降)

PCの高性能化が進んでサンプリング音源の演奏が出来るようになってきたことで一部ゲームは独自のソフト音源を利用するようになりました。ソフト音源にするメリットはループや切り替えをするBGMには音が途切れることが一番ネックなのでそういう意味でCD-DAやmp3よりも優位に立てます。

この頃持ってたゲーム:
UnrealTournament(2000年) modとか言う自前でサンプリングするソフト音源

ってこんなとこかな。聞き専で思うとPCゲームのBGMにMIDIが使われなくなったのが一番痛いかも、FM音源もPC98と心中したし。そのせいでPCで再生するのはCD-DAかwavなんて状態になったので曲を作る側も外部MIDIからwavに録音する手間と劣化(ノイズが混じるとか)を気にする必要が出てきました。

DTMが流行らない理由って潜在的なユーザはいるのに、その難しさにあると思うんですよね。DAWも昔に比べれば直感的にパラメーターを弄れるようになりましたが、音の理論も分からない人がいきなり弄れるものじゃないし、作曲が出来ても公開したところでチューニングしてない音源では評価されにくいという敷居の高さもあります。今のニコニコではVoicaloidがどういったものでチューニングすればどこまでいけるのかを視聴者は知ってますので素で歌わせたら速攻で「ズコー」とか「調教不足」って言われますよね。

 

鏡音リン・レン受けとりました。

2007122901-1

発売日には到着していたのに不在だったので受け取りが今日になってしまいました。早速歌わせてアップされている方もいるし、どうやら難易度が高めのようですのでうまく歌わせられるように頑張ってみます。CVシリーズ初の男声ボーカル入りなので期待も高いですね。レンは早速ウィーン少年合唱団系って言われてるみたいですw

 

写真には「鏡音リン・レン」とその後ろにDTMマガジンが写ってますがあれは来年の1月8日発売の2008年2月号です。正月休みを意識されたのか発売日よりも10日も早く到着していました。フライングゲットもここまでは初めてかな。既にパラパラっと読んだのですが何とmuzieやニコニコ動画で有名なOSTERさんの横顔が!?初音ミクについてのインタビューが載っていました。

 

パッケージに貼ってあるラベルを読み取って携帯にデモソングダウンロードしたらミクのときは3g2(音声ファイル)だったのにリン・レンはmmf(MIDIフォーマット)だったのでここでも進化しててビックリ!。mmfもYAMAHAなので互換性はあるだろうと思っていましたが独自サンプリング?処理能力的には音声組み込みだと思うけどそんな機能あったんだ…。