2.変数・配列

2-2. 文字型の取り扱い

『文字型の取り扱い』というテーマでchar型を宣言します。
宣言の仕方はintのときと同じように

char c;

のように宣言します。
文字のデータ型なので次に文字を代入してみます。

c = ‘A’;

いま変数cに文字Aを代入しました。(‘)シングルクォーテーションで囲むことが重要です。そうでなければ

c = A ;

変数cに変数Aの値を代入の意味になってしまうからです。
最初の例で変数cに文字Aが代入されましたが確認のためprintf()で表示してみましょう。

#include<stdio.h>
main()
{
    char c;
    c = 'A';
    printf("%c\n",c);
}

このプログラムを実行すると画面にAと表示されたはずです。ここでprintf()は新しい使い方をしています。intのとき%dだったのが%cを使っています。

この%cは文字として表示すると言う意味です。

実を言うと文字型の変数も中身はただの数値です。ただし、上のプログラムの例のように文字を代入した時、その文字に対するコード番号が代入されます。

逆にいえば、変数cに直接数値を代入し文字を表示させることが出来ます。

#include<stdio.h>
main()
{
    char c;
    c = 65;
    printf("%c\n",c);
}

このプログラムは結果として前のプログラムと同じになります。
今度は、文字からコードを導いて見ましょう。

#include<stdio.h>
main()
{
    char c;
    c = 'A';
    printf("%d\n",c);
}

これを実行すると65と表示され文字Aがコード番号65であることがわかると思います。

最後にchar型について前回と同じく詳細を説明します。

データ長  8ビット(=1バイト:半角1文字)
数値の範囲 -128~127 (開発環境によって違うかもしれません)

これらを見るとcharは小さな整数型としても使うことが出来ます。