1.文法の基礎から

1-2. 画面に文字を出力する

それでは、C言語プログラミングの定番

#include<stdio.h>
main()
{
    printf("Hello, World!\n");
}

このプログラムは多くのテキストで使われている有名なプログラムです。
実行した結果、画面に

Hello, World!

と出力されていると思います。
ここで少しprintf関数について説明します。上のプログラムを例すると書式は、

printf(“文字列\n”);

となっています。文字列には漢字を使うこともできます。
そして\nは改行する役割をします。(エスケープシーケンスといいます)
\nは改行を示しEUCコードでは \ 、JISコードなら ¥ として表示されます。
そして実行した結果は

文字列

と画面に表示されます。
また、最初の行の

#include<stdio.h>

はprintf関数を使う時に必要なので必ず書いてください。
(とりあえず《決まり》として覚えてください。)

それでは画面に次のように表示してみましょう。

2000年
5月15日

プログラムは次のようになります。

例1

#include<stdio.h>
main()
{
    printf("2000年\n");
    printf("5月15日\n");
}

または、

例2

#include<stdio.h>
main()
{
    printf("2000年\n5月15日\n");
}

としても、正しく動作します。これは¥n(\n)が改行として働くためです。
また、改行コードがなければそのまま続けて出力されるので下の例3のようにしてもちゃんと表示します。

例3

#include<stdio.h>
main()
{
    printf("2000");
    printf("年\n5月15日\n");
}

printf()について今日は初めてなのでこれくらいにします。
C言語において頻繁に使われる関数ですがprintf()に関する他の機能などは必要になったときに説明します。