12-1. 標準入出力関数
12-2. 1文字入出力関数
12-3. 1行入出力関数
12-4. ファイル入出力
12-5. ファイル操作
12-6. 文字列用の関数
12-1. 標準入出力関数
◇標準入出力関数
標準入出力関数の定番といえばprintfとscanfではないでしょうか。
printfについては1年ほど前、特集で詳細に説明しましたが、今回はscanfも含めて関数としての振る舞いを中心に解説します。
1.書式付き出力 printf
必要なヘッダ:stdio.h
関数のタイプ:int printf(const char *format, …);
引数 :printf(“書式”,obj1,obj2, …);
戻り値 :成功(出力した文字数)・失敗(負の値)
説明:
const char *format の部分は “書式” の部分でここに出力させたい文字列と変数などの書式を書きこみます。次に続くobj1等が文字列中に出力する変数の並びになります。
2.書式付き入力 scanf
必要なヘッダ:stdio.h
関数のタイプ:int scanf(const char *format, …);
引数 :scanf(“書式”,obj1,obj2, …);
戻り値 :成功(読みこんだデータの個数)・失敗(EOF)
説明:
今度はprintfとは対照的でscanf入力関数になります。
戻り値の読みこんだデータの個数というのはobj1,obj2, …のうち、入力された変数の個数のことです。