最近PHPがフルボッコのようです

PHPが非難される流れは去年の後半あたりから把握してますが、PHP5以降は言語として特に非難される程のものもないような気がします。PHP本体のセキュリティホールとかは別ですが…。ただPHPプログラマーが訳も分からないまま叩かれているような気がしてちょっとかわいそう。

私も何故かここ3年程仕事で一番多く使った言語がダントツPHPで次がC++そしてPerlといった感じ。PHPが選ばれたのはクライアントや上流の決定による物ですが、理由は単純明快で「書くコード量が少なく開発効率が良いから」「誰にでも割り振れてアサインが楽だから」ということです。当然工数も費用も削減できて良いように思えますが正直コンピュータの動作や通信については理解の妨げになっているので学習者や初心者にはオススメしたくない言語です。あとVBでリストラになってPHP再チャレンジの人も同様です。

簡単であることと基礎的なものは別次元の内容なので学習の際にはこの部分を混同して欲しくない。PHP言語はウェブプログラミングする際に便利な組み込み関数や定義が容易されていて初心者でもすぐにある程度ちゃんとしたものが作れてしまう。だがそこにウェブプログラミングとしての基礎を学ぶことが出来ない。GETやPOSTをPHP言語上でどのように取得するか覚えても、HTTPプロトコル上でどのような形式で送信されていてプログラム内で切り抜き処理をしているかなんてPHPだけでは想像もつかないだろう。PerlやC言語であればそのへんも全部自分で考えて処理しなければならないので勉強になる。

数学に例えれば微分の公式覚えて、微分が出来るようになったけど微分の理論を全然理解してないと似ている。(というのが高校生時代の私…orz)

ゲーム制作スキルとなれば物理や数学の基礎からプログラミングの応用まで勉強すべき事があるのですが、RPGツクールやオーサリングツールだと簡単に作れてしまうみたいな。

だからPHPだけしかやってないと他の言語で同じ事を達成するにはコンピュータ理論や通信の基礎的な学習が必要だし、プログラミングに対しての理解の深さに差が出てきます。仕事で初めてプログラミングに触れてそれがPHPだった言う人も最近は多いのでこの機会にぜひPerlや他の言語にも挑戦してみてください。

最近は確かに学生時代までに趣味または専門授業でコンピュータ理論を勉強したことがなくこの業界にプログラマーとして就職している人も増えてきたので非難する前に勉強するチャンスをあげたほうが良いなと思いました。